これはどう見たって阿部寛主演の映画だよ！それくらい存在感際立ってるし、殺陣を筆頭としたアクションも抜群！「リボーン」と言う事で松本潤主演にしたかったんだろうけど、言っちゃ悪いがこればかりは無理ってもんです。長澤まさみ主演の「ラスト・フレンズ」が上野樹里に乗っ取られたように（笑）

その長澤まさみだけど、今回はいい演技してたな〜と言うか、「ドラゴン桜」以来の阿部寛との共演でいい所を引き出してもらったって言うか。この２人は絵的に相性がいいのかもしれないなあ。だから無理に松本潤との恋愛エピソードなんかいらないって言うか。にしても、今回の長澤まさみは男装から始まって「少林少女」の柴咲コウとはまた違った意味でいろんなコスプレが楽しめて、これまたヲタとしては非常に満足でしたね。

あとオリジナル版をオマージュに「スター・ウォーズ」作ったって言うエピソードを逆手に取ったのか、椎名桔平も凄かった！モロパクリとしか思えないダースベイダー的甲冑もグッジョブだし、主君を無視して「オレと天下を取らないか」と最後の一騎打ちで言うあたり、もう悪役がすっかり板について来たって言う感じだよな。

という事で、すっかりボクの中では４番手な松本潤だけど、最後の「裏切り御免」だけはカッコよかった！素直に「あんたに仕えたい」と言えば姫様権限でどうにでもなっただろうに、やっぱり「住む世界が違いすぎるぜ」とばかりに去って行くのを「無理に強がっている」風に全く見せないのは評価したいね。どうでもいいけどこの決め台詞、途中で長澤まさみも使っているし、何より主題歌のタイトルにまでなっている辺り、伏線の張り方は見事でした。以上！