フライング☆ラビッツ






JALの全面協力のうえ、JOMOやドコモなど実在企業の名前がバンバン出ているのに、肝心のテレビ東京があまりバックアップしなかったせいか、何か前評判はあまり芳しくなかったようで、従来なら煽り番組とかありそうなんだけどね。おまけに試写を見た人なんかの感想も良くなかったみたいだったから、見ようか直前まで迷っていたんだよなあ。

それはさておき、実際に見てみると正直言って石原さとみより真木よう子の方が存在感バリバリなんだよね〜。序盤はまるでやる気のない(特にスッチーの仕事方面)表情が抜群だし、それでも徐々に石原さとみと仲良くなっていくシーンや、「わたしを踏み台にして〜!」とジャンプアップして女子選手初(らしい)のダンク・シュートを決めるシーンなんか抜群だよ!おまけに踏み台行為が反則だと知りながら「それでもやって見たかったんだよ!気持ちいいね〜!(^^)」なんて台詞も最高!

で最後は3ポイント・シュートを石原さとみが外して負ける訳だけど、ここはベタでもいいから決めて勝つラストの方が良かったような気もするんだよなあ。と言うか、謹慎中によく出場できたよなあ。まあこの辺はご都合主義というか目をつぶれる範囲だけどさあ。でも前述したダンクシュートが反則じゃなかったら、あれで逆転勝ちだったんじゃないのかなあ??

あとボクが期待してた白石美帆だけど、前半はちゃんとコーチ役に徹してプライベートには立ち入らず石原−真木ラインの間に入る事なかったせいか後半は存在感が全くなく、試合のシーンじゃ単なる実況&驚き屋で終わってしまったのが残念でしたね。ボク的には高田純次は管理職にして、白石美帆を現場監督とかにしておけばもっと存在感増したのにな〜と思ったよ。まああまり出番を増やすと後は石原さとみの出番を減らさなきゃいけないだろうから仕方ないのかな。

こうやって愚痴めいた事を書いて行くと、せっかく無駄に豪華なキャスト(父親が哀川翔だし)なのにうまく伏線を回収できず配置もイマイチだったと言うか。さすがは「日本一適当なタレント」高田純次が監督役の映画だなあ(笑)そもそも経験が全くない石原さとみが「合気道やってるから」「素質がありそうだから」なんてテキトーな理由で試合に出すなんて、古参の選手はよく納得したよなあ。入社前に全く実績がないのに。

それはさておき、これでひとまず「前半戦」は終了。後半はANAが全面協力してフジテレビ後援の「ハッピーフライト」が控えている訳だけど、ちょっと毛並みが違うとはいえ「スッチーを主人公とした映画」というジャンルでどんだけ差別化できるか?綾瀬はるか&吹石一恵のコンビが石原さとみ&真木よう子を超えられるか?その結果はあと50日くらい待つ事になるけど、ゆっくり楽しみにしましょうか。