のだめカンタービレ 後編





クラシックにまるで興味も造詣もないボクにとって、正直言うと今回の後編は苦行でもありました。演奏シーンがずいぶん長いんだもん(苦笑)そりゃあ基本はクラシック音楽を学ぶ学生の話だから、演奏シーンがあって当然なんだろうけど、ボクとしては演奏シーンは前編程度に抑えてほしかったですね。でもそうすると、何か1時間半程度で終わってしまいそうな感じがして、何のために前後編分けて制作したか分からなくなるから、商売としては仕方ない部分もあるだろうし、のだめを通じてクラシック好きになった人、元々クラシックが好きな人にとっては、映画館の大スクリーン&大音響で名演奏を聞けるというのは至福の時だったんだろうなあ。きっと、ボクみたいな感想を言う人は少ないだろうね。

それを承知で純粋にストーリーを追うと、ちっとも「これで終わり」という感じがしませんでした。のだめが「神様、どこまで頑張ればいいんですか?」とつぶやき、千秋も「音楽を頑張るのに、終わりは無い」と言うし、何となく『オレたちの闘いは、まだまだ続くぜ!』的なエンディングだったな〜。やろうと思えば「その後の『のだめカンタービレ』」なんて続編も作れそうな気がしたね。

良かった所も書くか。前編で顔出し程度しか出番のなかった瑛太や水川あさみも、今回はそれなりに(それでもボクとしては短さに不満だったけど)出番はあったし・・・えーと、あと何があったっけ?まるで思い出せないぞ。何でだオイ?前編で「余命短いフラグ」を臭わせてたマエストロも、結局は何もなかったし。どことなく消化不良な感じがありましたね。それでもまあ、一応ハッピーエンドで終わったから、それで良しとしておこうかな。以上!