おっぱいバレー






去年の傑作映画「銀色のシーズン」の羽住監督、そしてボクがファンの綾瀬はるかという黄金タッグにして、超インパクトの強いタイトルのこの映画、一見エロそうだけど、実はスポ根モノだというから、超期待していました。ところが、何故かスクリーンから華やかな雰囲気が全く漂って来ない!もう一人ファンである長澤まさみ主演の駄作映画の時みたいなイヤ〜な雰囲気が中盤から感じ始めました!これってどーいう事なの?

考えてみれば、共演しているのは「ちりとてちん」のそーそー兄さん(前述の「銀色」にも登場してたけど)くらいで、あとは本筋では無名俳優ばかり。中学生に至っては、監督曰く「オーディションで、いかにもヘタレっぽいのを選んだ」なんて言うくらいだから、相当予算を削られたのか?それとも時代設定に合わせたセット作りでキャスティングにまで予算が回らなかったのか?

そのせいで、予告ではいかにも重要な役回りを演じているように見える仲村トオルが実はチョイ役なのに、ラストでいちばん美味しい所を持って行くから、余計チープさが際立っちゃったじゃないの!考えてみれば、「銀色のシーズン」から1年ちょっとですぐに新作が完成している所を見ると、まさか『やっつけ仕事』なんじゃないのかな〜と邪推したくなりましたね。

蛇足ながら、仲村トオルが言った「動機がどうあれ、そのおかげで彼らは『頑張る事の素晴らしさ』を知ったから良かったじゃないか」というのは名言だな〜と思ったね。結果は惨敗で期待してたおっぱいは見れなかった訳だけど、さすがに背後からのシーンでも、そんな光景を脚本段階でOK出す訳ないよな〜と、改めて痛感しました。頑張る事は大事だけど、結果も出さないと報われないという非情なストーリーでありました。

なお、今回は何と「初日舞台挨拶」を幸運にも見る事が出来たのですが、何か綾瀬はるかに笑顔度が低い!まさかやる気なし?それとも「やっつけ仕事の映画挨拶だから『お仕事モード』に徹した」のか?そーそー兄さんと監督は中二病トークで笑わせてくれたけど、単にそんな会話にドン引きして加わりたくないだけだったと信じたいですね。